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ボルダリングの用語を徹底解説!初心者必見のスポーツガイド
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はじめに

ボルダリングは非常に魅力的なスポーツです。しかし、その世界には独特の用語が数多く存在し、初心者にとっては馴染みにくいものも少なくありません。本記事では、ボルダリングの用語を体系的に解説することで、初心者の方々がこのスポーツの世界に足を踏み入れるのを助けたいと思います。ボルダリングの面白さを存分に味わうには、その専門用語を理解することが不可欠なのです。

ホールドの種類

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ボルダリングの基本は、壁に取り付けられた「ホールド」を手足で掴んで登ることです。ホールドには様々な種類があり、その形状や持ち方によって呼び名が異なります。ホールドの正しい使い分けは上達への第一歩となります。

ガバ

ガバは壁から大きく張り出した穴のようなホールドを指します。手のひらを口のように開いて掴むことができ、親指を押し付けることで安定したグリップが得られます。初心者には扱いやすいホールドの一つですが、中級者以上になると壁に寄せて体重移動しながら使うことが求められるため、テクニックを要します。

ガバは大きさや形状によっても呼び名が細分化されます。手のひらサイズの「ハンドガバ」、指4本分の「フォーフィンガーガバ」、親指一本分の「サムガバ」と様々です。ガバにはこのように多様な種類があり、用途に応じた使い分けが重要となってきます。

カチ

カチは、ガバよりも小さく、手の縁や指先で掴むタイプのホールドです。手の平で支えるよりも指の力が要求されるため、上級者向けとされています。しかし、スリリングな登りを体験できるホールドでもあり、多くのクライマーが好んで使用します。

カチにも様々な種類があり、指1本で掴むワンフィンガーカチ、手の甲が乗るおへそ付近のホールドをおへその穴と呼びます。フリクションカチという滑りやすい面を利用する持ち方も存在します。初心者は必ずしも使う必要はありませんが、中級者以上になるとカチへの理解が不可欠になってきます。

スローパー・スラブ

スローパーは壁に張り付いたような平らな面のホールドで、スラブは傾斜の緩やかな壁面そのものを指します。手のひらを押し付けるようにして掴む必要があり、体の重心移動が重要になります。バランス感覚が試されるホールドで、上級者に人気があります。

スローパーは、面の角度によって様々な呼び名があります。90度以上の角度のものをクリスプ、浅い角度のものをスラブと呼びます。さらにサイドプルやゲストアンダーなどの難しい持ち方もあり、高度なテクニックが要求されます。

ムーブの種類

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ボルダリングでは、ホールドを掴んで登る際の動作を「ムーブ」と呼びます。基本的なムーブを身に付けることで、より効率よく登ることができるようになります。ムーブには様々な種類があり、状況に応じた使い分けが求められます。

キョン

キョンは、片足で踏み込んでいる状態から、その足を次のホールドに移動させる基本的なムーブです。両足を同じ高さに揃えることで、上半身の安定を保ちます。この動作は比較的簡単で、ボルダリングの基礎として重要視されています。

キョンには高さやホールドの位置関係によっていくつかの種類があります。ゆっくりと足を動かすスタティックキョン、ジャンプしながら移動するダイナミックキョン、背伸びをしながら足を伸ばすリーチキョンなどです。状況に合わせて使い分ける必要があります。

ランジ

ランジは片足を前に、もう片足を後ろに大きく開いた動作です。ホールドの間隔が開いている場合に使われ、前後の大きな動作が要求されます。安定性に乏しい動作なので、体幹の強さが試されます。

ランジは足の開き具合によっていくつかの種類があります。足が水平にあるストレートランジ、前足が内側を向いたインサイドランジ、外側を向いたアウトサイドランジなどです。またホールドの位置によっては、高いランジやロングランジとも呼ばれます。前後の動作に加え、側面へのバランスを保つ難しさがあります。

手に足

手に足は、片手と反対側の足で同じホールドを使う動作です。ホールドの間隔が狭い場合に威力を発揮します。スリリングな体勢ですが、ある程度の柔軟性と高いバランス感覚が求められます。

手に足には、使う手足の向きによっていくつかのバリエーションがあります。手と足を内側に向けたインサイド手に足、外側に向けたアウトサイド手に足などです。さらに片足で壁を蹴って反対側に回り込む、いわゆる「パーリー」と呼ばれる技術的なムーブも、手に足の応用として存在します。中級者以上に人気のある、スリリングなムーブです。

コース・ルート

Bouldering

ボルダリングでは、ホールドの配置によってコースが設定されています。このコースのことを「課題」や「ルート」と呼びます。コースの完登難易度はグレードという指標で示されており、用語の理解はコースへの取り組み方を左右します。

課題・ルート

課題とは、スタートからフィニッシュまでをホールドの配置で示したコースのことです。これを「ルート」とも呼びます。通常、テープでスタートとフィニッシュが示されています。ただし一部の課題では、スタートの位置やフィニッシュの条件が自由に設定されているものもあります。

課題にはそれぞれ異なる性質があり、その特徴から呼び名が付けられることもあります。例えば上部に向かって登るものを「スラブ」、上部に張り出した壁面があるものを「ルーフ」や「かぶり」、横に進む課題を「トラバース」などと呼びます。課題の特徴を読み取ることが、攻略のポイントを見出すコツになります。

グレード

グレードとは課題の難易度を表す指標です。ボルダリングではフォントスケール、Vスケール、数字の小さなグレードシステムが使われています。フォントスケールは1〜8の範囲で、8が最難関となっています。日本では昔から「そろばん形式」と呼ばれる4段階方式が一般的に使われてきました。

グレードは課題を攻略する上での目安となります。自分のレベルに応じて無理のないグレードから始め、徐々に上げていくことが賢明です。また、同じグレードでも課題の性質によって難しさは変わってくるため、慣れが重要となります。グレードを意識しながら、自分に合った課題を選ぶ練習をすることで、確実に力がついていきます。

オブザベーション

オブザベーションとは、登る前に課題を下から観察し、最適なムーブを検討することです。初めて取り組む課題では特に重要となります。スタートからフィニッシュまでをイメージし、どのホールドを使い、どのムーブを選択するかを確認します。時には同行者とアドバイスを求めあうのも良い方法です。

オブザベーションを行うことで、課題に無駄な力を使わずに取り組めるようになります。中級者以上のクライマーは、必ずオブザベーションを行ったうえで課題に挑んでいます。これにより、失敗のリスクを最小限に抑え、効率的に登ることが可能になるのです。初心者も、この習慣をつけることが大切です。

クライミンググッズ

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ボルダリングを楽しむにあたって、用具の知識も重要です。クライミングシューズやチョーク、クラッシュパッドといった道具の名称やその使い方を理解しておくと、スムーズにスポーツを楽しめるようになります。

クライミングシューズ

クライミングシューズは、ホールドをしっかりと掴むために履く専用のシューズです。アウトソールの凹凸が激しく、ホールドへの食い込みが良くなっています。また、つま先が曲がった「ダウントゥ」と呼ばれる形状のものが一般的です。足袋のように薄く、柔らかい素材が多く使われています。

シューズには、用途に応じてさまざまなタイプがあります。薄くて柔らかい「モデレート」や、つま先がくの字に曲がった「アグレッシブ」、アウトソールが特に硬い「スリッパー」など、それぞれ特徴があります。初心者はモデレートからスタートし、レベルアップに合わせて使い分けるのが賢明です。

チョーク

チョークとは炭酸マグネシウムを主成分とした白い粉で、手に付けることで滑りを防ぎます。ボルダリングはホールドを掴む力が命なので、チョークの活用は必須といえます。粉末状のルースチョークとクリームのようなリキッドチョークがあり、用途に応じて使い分けます。

チョークにはさまざまな種類があり、チョーク自体の性能の違いはもちろん、チョークを入れるバッグのデザインや素材にもこだわりがあります。滑り止め効果が高く、粉が手に残りにくいチョークを選ぶのが賢明です。慣れないうちは手やシューズにチョークがついて汚れるので、気をつける必要があります。

クラッシュパッド

クラッシュパッドは、地面に置いて使う衝撃吸収用のマットです。ボルダリングでは身長の2倍ほどの高さから落下する可能性があるため、怪我防止のために使用します。屋内のボルダリングジムでは必須ですが、外の岩場でも積極的に使うべきアイテムです。

パッドにはさまざまな素材や形状のものがあり、大きさや衝撃吸収力が異なります。軽量で持ち運びやすいヒンジ式のものや、折りたたみが可能なタイプなど、ニーズに合わせて選べます。しっかりと衝撃を受け止められる適切なパッドを、目的に応じて選ぶことが賢明です。

ボルダリングスタイル

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ボルダリングには様々なスタイルがあり、それぞれ独自の用語があります。トップロープのように安全対策を講じたり、制限時間内のアテンプト数を競うスタイルなど、楽しみ方は多岐にわたります。スタイルの違いを理解することで、よりボルダリングの奥深い魅力を味わえるはずです。

フラッシュ・オンサイト

フラッシュとは、事前にベタ情報を得た上で一発で課題をクリアすることです。一方、オンサイトは事前の情報を一切得ずに挑戦することを指します。どちらも難しい技術を要しますが、特にオンサイトは高い読解力と判断力が求められるため、上級者の証しとされます。

フラッシュの場合、同行者から核心のムーブを教わったり、先に登った人のベータを参考にすることで、課題をスムーズにクリアできる可能性が高くなります。一方でオンサイトは完全な自力で課題に挑まねばならず、一撃で成功するか否かの二択を迫られます。このハイリスク・ハイリターンな面白さから人気が高まっています。

タイムドトップ

タイムドトップとは、制限時間内にいくつの課題をこなせるかを競う競技形式です。一般に1時間〜2時間の制限時間が設けられ、その間に自分のレベルに合った課題にできるだけ多く挑戦します。ゲーム的な要素があり、楽しみながら技術を高められるスタイルです。

タイムドトップで勝負が決まるのは、制限時間内に完登できた課題のグレードの合計点数です。クリア数よりも難しい課題の方が高い点数がつくため、自分に合わなそうな課題は避けるなどの駆け引きが重要になってきます。運動量も多いため、戦略的な課題選択が勝敗を分ける大きなカギとなります。

トップロープ

トップロープは、上部から確保されたロープに繋がれている形でボルダリングを行うスタイルです。正式にはスポーツクライミングのリードクライミングに分類されますが、比較的低い壁を登るボルダリングの発展形態としても位置づけられています。

トップロープには、落下による危険を払しょくできるというメリットがあります。一方で、ボルダリングの醍醐味であるリスクを味わえないというデメリットもあります。壁の高さが10メートルを超える場合はトップロープが一般的ですが、低い壁であれば伝統的なロープレスのボルダリングスタイルを楽しむ方が望ましいでしょう。

まとめ

本記事では、ボルダリングの多様な専門用語について紹介してきました。ホールドの種類やムーブ、課題の呼び方、用具の名称、様々なスタイルの違いなど、ボルダリングを深く楽しむ上で重要な知識が満載です。

ボルダリングは奥が深く、用語を理解するだけでもかなりの時間を要します。しかし、これらの専門用語に親しみ、実際に使えるようになることで、より深くこのスポーツの魅力を味わえるようになるはずです。初心者の方も、ぜひこの記事を手掛かりに、楽しくてユニークな用語の世界を探検してみてください。きっと新たな発見があるはずです。

よくある質問

ボルダリングの用語はどのように理解すればよいですか?

ボルダリングには独特の専門用語が数多く存在するため、初心者には馴染みにくいものもあります。記事では、ホールドの種類やムーブ、課題の呼び方、用具の名称、様々なスタイルの違いなど、ボルダリングを深く楽しむ上で重要な知識を体系的に解説しています。これらの用語に親しみ、実際に使えるようになることで、より深くこのスポーツの魅力を味わえるようになるでしょう。

ボルダリングのグレードはどのように理解すればよいですか?

グレードとは課題の難易度を表す指標です。ボルダリングではフォントスケール、Vスケール、数字の小さなグレードシステムが使われています。自分のレベルに応じて無理のないグレードから始め、徐々に上げていくことが賢明です。また、同じグレードでも課題の性質によって難しさは変わるため、慣れが重要となります。

オブザベーションとはどのようなことですか?

オブザベーションとは、登る前に課題を下から観察し、最適なムーブを検討することです。初めて取り組む課題では特に重要となります。スタートからフィニッシュまでをイメージし、どのホールドを使い、どのムーブを選択するかを確認します。これにより、課題に無駄な力を使わずに取り組めるようになります。中級者以上のクライマーは、必ずオブザベーションを行ったうえで課題に挑んでいます。

クライミンググッズにはどのようなものがありますか?

ボルダリングを楽しむには、クライミングシューズやチョーク、クラッシュパッドといった用具の知識も重要です。クライミングシューズは、ホールドをしっかりと掴むために履く専用のシューズです。チョークは滑り止めとして使用し、クラッシュパッドは地面への落下を防ぐマットです。これらの用具を適切に使い分けることで、スムーズにスポーツを楽しめるようになります。

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